岸田総理、日本時間のきょう午後には…

記者
「岸田総理が今、ポーランドに到着しました。ウクライナの電撃訪問を終え、ポーランドに到着しました」

ウクライナの首都キーウからおよそ9時間かけてポーランドのプシェミシル駅に到着。その際、集まった報道陣には一言も話さず、車に乗り込みました。

このあと、岸田総理は首都ワルシャワで首相や大統領と会談し、ウクライナ情勢をめぐる対応を含めた協力の強化を確認する予定です。

今回の訪問について、各国の反応はどんなものだったのでしょうか。

アメリカ国家安全保障会議 カービー戦略広報調整官
「岸田総理のキーウ訪問を歓迎します。ウクライナを支援するために日本が国際社会とともにいかに強く立ち上がっているかを示しています」

アメリカは歓迎しつつ、岸田総理の訪問が安全に行われるよう何かしらの支援をしたかとの質問に対し、国防総省の報道官が「私の知る限り、何の関与もしていない」と話しました。

一方、岸田総理のウクライナ訪問は、習近平国家主席がロシアを訪れたタイミングに重なりましたが、今回の訪問を中国はけん制しました。

中国外務省 汪文斌報道官
「日本側が情勢の緩和に役立つことを望んでおり、その逆のことをしないよう希望する」

そして、「国際社会は平和を進め、交渉を促す正しい方向を堅持し、ウクライナ危機の政治的解決のための条件を作るべき」と主張しました。