アメリカの強力打線をどう抑えるのか。大事な先発マウンドを任されたのは北九州市出身の今永昇太投手でした。

◆母校・北筑高校を飾る今永投手のグッズ

RKB下濱美有「北筑高校では、卒業生・今永選手のピッチングを先生たちが見守っています」

今永投手の母校、八幡西区にある県立北筑高校です。校内には今永投手のユニホームなどが展示されています。学校はすでに春休みで生徒たちはいませんが、世界一をめざす卒業生の勇姿を見届けようと教職員らは会議の時間をずらして声援を送りました。

「OBをみんなで応援しようということで会議を午後にずらした」「昨日先発と発表されて、応援したい先生もいたでしょうから急きょ」

◆教え子の大舞台 歓声を上げる教師たち

注目の立ち上がり、今永投手は1アウトからヒットを打たれ、いきなりピンチとなりますが、日本が誇る左のエースは落ち着いていました。続く3番バッターを三振に、4番バッターはファーストゴロに打ち取り、アメリカに点を与えません。
しかし、2回、メジャー軍団がパワーみせつけます。1アウトから6番ターナー。今大会5本目、大会タイ記録となるソロアーチを放ち、アメリカが1点を先制します。さらに2アウト1塁2塁と日本のピンチが続きます。マウンドの今永投手、勝負の一球、レフトフライに打ち取り追加点を与えません。

今永投手に地理を教えていた教諭「いいピッチングでした。私たちが考えられないような場所で頑張っているのは本当にすごい」
「キレのあるピッチングでした」「落ち着いていました。大舞台で」