小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の粒子から、遺伝物質のリボ核酸=RNAを形作る、「ウラシル」が検出されたと、北海道大学などの研究グループが発表しました。
生命の遺伝情報をつかさどるDNAやRNAは、それぞれ4種類の核酸塩基で形作られ、RNAではアデニン、グアニン、シトシン、ウラシルの4種類になります。
このうちの「ウラシル」が、10ミリグラムほどのリュウグウの試料から検出されました。
北海道大学の大場康弘准教授らの研究グループが独自に開発した超高感度の分析手法によるもので、具体的には、試料をお湯で抽出したのち酸を加えて加水分解し、特別なクロマトグラフィーなどの分析手法を駆使して分析・検証したということです。
リュウグウの試料からは既にアミノ酸など様々な有機化合物が検出されていますが、「ウラシル」の検出は初めてです。
また、生命の代謝に不可欠な補酵素の一つである「ビタミンB3」も初めて検出されました。
大場准教授は「今回の検出は、地球での生命誕生の際には、地球外からきた物質が材料となった説を支持するもの」と話しています。
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