いわゆる「袴田事件」で3月20日に検察が最高裁への特別抗告をしなかったことを受けて、静岡地裁で再審=裁判のやり直しが行われることになりました。死刑判決から再審が始まるのは袴田巖さんで5例目。次は、静岡地裁でのやり直しの裁判がいつ始まるのかに関心が集まっています。
事件発生から57年、再審請求開始から実に42年という時を経て、ついに確定した袴田さんの裁判のやり直し。死刑事件で再審が開始されるのは、袴田さんで5例目です。それでは、袴田さんのやり直し裁判はいつ始まるのでしょうか。
死刑判決が下されていた赤堀政夫さんが1989年に静岡地裁で再審無罪となった「島田事件」もその1つ。島田事件の場合は、1987年に検察が特別抗告を断念したことにより再審開始が確定。約7か月後にやり直し裁判の初公判が開かれています。再審開始の確定からやり直し裁判の初公判までの期間は島田事件が最も長く、ほかの3つの死刑事件(免田事件、財田川事件、松山事件)については半年以内に始まっています。
過去の例を見ると、袴田さんのやり直し裁判は2023年度中には始まるとみてよさそうです。さらに、4つの死刑事件にはいずれも無罪判決が下されていて、袴田さんの場合も無罪となる公算が大きくなっています。
「死刑囚」という立場のまま街を歩く異例の状態が続く袴田巖さん(87)。一度は、袴田さんに死刑判決を下した静岡地裁で再び、裁判が始まります。
再審無罪となった4つの死刑事件では、再審開始の確定からやり直し裁判の初公判までの期間は最も長くかかっている「島田事件」で7か月、ほかの3つの事件は5か月から半年ほどとなっています。
また、やり直し裁判の期間はおおよそ1~2年となっています。再審開始が決まった時期はすべて1980年代。死刑事件の裁判のやり直しは実に40年近くありませんでした。
4つの事件はすべて再審無罪となっていますが、次の注目は袴田さんのやり直し裁判で検察が改めて袴田さんを犯人と主張するのか、それとも袴田さんは犯人ではないというのか、これによってやり直し裁判の長さも変わってきます。
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