青森県内の優れたものや取り組みに迫るキラリ逸品。今回は青森県平川市の企業が製造するリンゴの発泡酒、シードルです。

この企業、元々は温泉施設を運営してますが、街の課題を解決したいという思いから、シードル製造へ乗り出しました。目の前にリンゴ畑が広がる平川市の「CRAZY(クレイジー)CIDER(サイダー)FACTORY(ファクトリー)」

平川市内で収穫されたリンゴを使ってシードルを製造しています。運営会社の代表、水口清人さんは、ここで作るシードルを「自分の分身」だと表現します。

※タグボート 水口清人代表「一言で言ったら生きているっていう実感が沸くぐらい、今作っているお酒の評価は、もう自分そのものだっていうぐらいの思いで作ってます」
シードルは、リンゴの果汁に酵母を入れて発酵させ、ろ過したあとに炭酸を加える発泡酒です。生産が盛んなヨーロッパに倣い、現在、青森県内で製造されているシードルは、果実の甘さを生かしたワインのような味わいですが、水口さんは、県内にまだない、アメリカで主流の辛口に仕上げたと言います。

※水口代表「アメリカの西海岸、いわゆるポートランドとかカリフォルニアの方でハードサイダーっていう、ドライな食事との相性の合いやすいシードルを、どんどんリリースしていることがわかったので、アメリカの呼び名に近づけてハードサイダーを一つ言葉をいただいてクレイジーサイダーというブランドにして展開してみようと」

「ハードサイダー」の製造に「夢中になる」という意味の「クレイジー」を名付けたシリーズがこちらです。
アルコール度数7パーセントの「クレイジーサイダードライ」と、よりリンゴの果実感が味わえる度数5パーセントのスイート。ともに糖度の高い地元産のリンゴからきりっとした味わいを生み出します。2022年4月に発売したこの2種類に、現在は、カシス風味を加えたものと、果肉まで赤い品種、「御所川原(ごしょがわら)」を使った限定ボトルが仲間入りしています。
