北朝鮮のICBM=大陸間弾道ミサイル発射を受け国連安全保障理事会の緊急会合が開かれましたが、日本や欧米各国とロシアや中国との間で非難の応酬となりました。

志野光子 国連次席大使
「北朝鮮は安保理が沈黙していることを利用して、不法な大量破壊兵器計画を着実に進めています」

安保理は16日の北朝鮮によるICBM発射を受け、日米などの要請に基づき、20日、緊急会合を開きました。

日本や欧米各国からは、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返していることに「黙ってみているわけにはいかない」と安保理として一致した行動をとるよう求める声が相次ぎました。

一方、ロシアは「制裁や圧力をかけ続ける政策をとるアメリカやその同盟国の責任だ」と主張、中国も同様の立場を示し、非難の応酬にとどまっています。