福岡県北九州市の武内市長は、行財政改革の一環として自身と副市長の給与を削減する条例案を議会に提出しています。20日、市長が委員会に出席し議論を交わしました。

◆市長は1割カット、市議にも「目線あわせて」

北九州市・武内和久市長「行財政改革を進める上での覚悟を示す。そのために私の給料を1割カットして欲しいというのを公約にした」

北九州市の武内市長は20日、総務財政委員会に出席し自身の給与を10%副市長の給与を5%削減する条例案について説明しました。武内市長は、市議の報酬の削減についても「目線を合わせてほしい」と改めて要請しました。

◆「1割カットは物足りない」の声も

一方、委員からは厳しい意見が相次ぎました。

自民党・無所属の会・戸町武弘市議「身を切る改革としては少々物足りない。聖域なき行財政改革、その聖域の定義がご自身の中できちっと固まっていないのではないか」

条例案は3月22日に委員会で採決されます。