松野官房長官は、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領による首脳会談について「動向を注視している」と述べたうえで、中国側に責任ある対応を強く求めていく考えを示しました。

松野博一官房長官
「中国側は対話と協議の継続により、ウクライナ危機の出口と世界の平和、安全への道は見いだせる旨主張し、ロシア側はウクライナ危機の解決に建設的な役割を果たす中国の用意を歓迎する旨述べていると承知しております」

松野官房長官は、ウクライナ情勢をめぐる中ロ首脳会談についてこのように述べたうえで、「ロシアはウクライナに対する攻撃を現在も続けており、歩み寄ろうとする兆しは一切見られない。まずはこうした現実に目を向ける必要があると考えている」との認識を示しました。

松野博一官房長官
「ウクライナが懸命に祖国を守る努力を続ける中、ウクライナの将来を決める交渉にいかに臨むべきかは、ウクライナの人々が決めるべき問題であります」

松野長官は、そのうえで「ウクライナ情勢をめぐるロシアと中国の動向を注視している。中国に対しては、引き続き責任ある対応を強く求めていく」と強調しました。