福岡市で唯一の「常設スケートリンク」が4月から営業を再開します。リニューアル後のスケートリンクが初めて公開されました
◆「オーヴィジョンアイスアリーナ福岡」公開

福岡市の「パピオアイスアリーナ」、できたばかりのスケートリンクが16日に公開されました。4月1日に「オーヴィジョンアイスアリーナ福岡」という新しい名称で営業を再開します。16日は、来週埼玉県で開かれる世界フィギュアスケート選手権大会に出場する海外の代表選手たちが練習場所として使用し、地元の選手たちがその様子を見学しました。
古賀成珠さん「指先、足先まで意識が通っていてとてもきれいでした」
加来翔映さん「選手たちのジャンプの入り方、軸、降り方まで、とてもきれいですごかったです」
◆「地球環境にやさしいスケートリンク」に改修

約5億円をかけて行われた今回のリニューアル。スケートリンクの冷却システムを刷新することでリンクの維持に必要なエネルギーを以前よりも4割削減できるほか、環境にやさしい代替フロンを冷却に利用しているということです。
西部ガス 建川隆理事「地球環境にやさしいスケートリンクになっております」
◆市内にリンクがない期間は「片道1時間半かけて練習に」

2021年7月から休館していたアリーナの営業再開に、地元の選手たちは期待に胸を膨らませています。
古賀成珠さん「このリンクが閉鎖されてから飯塚や久留米で練習をしていて片道1時間半くらいかかっていました。ここには20分で通えるので、練習時間が増えてとてもうれしいです」
◆「素晴らしい環境」見学の安藤美姫さん

16日は、現役時代に練習で利用していた安藤美姫さんも見学に訪れていました。
安藤美姫さん「いろいろな方がご尽力くださって存続できる動きになって。世界選手権を手掛けているアイスマンの方たちが作っているので、素晴らしい環境でリニューアルオープンするのでよかったなと思います」
福岡市唯一の常設スケートリンク。運営する西部ガスは、世界で通用する選手を育成するアカデミーの開設を目指したいと話しています。














