戦後最悪とも言われた日韓関係の改善に繋がるのか。岸田総理と韓国の尹錫悦大統領との首脳会談がさきほどから総理官邸で行われています。
韓国の大統領として12年ぶりに総理官邸に足を踏み入れた尹大統領。岸田総理が握手で出迎えました。両首脳はさきほどから首脳会談を行っています。
また、この会談の直前、日本政府は韓国への半導体材料などの輸出管理措置を見直し、韓国側も対抗措置であるWTO=世界貿易機関への提訴を取り下げると発表しました。
日韓関係にとっても大きな意味を持ちそうですが、そんな一日の始まりは北朝鮮の挑発行動でした。
岸田総理
「本日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました」
北朝鮮が日本海に向けてICBM=大陸間弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したのです。
松野博一官房長官
「本日の尹韓国大統領との首脳会談を含め、米国・韓国をはじめ、国際社会と緊密に連携して対応していきたいと考えております」
首脳会談では、両国の懸案である徴用工問題について、韓国の財団が賠償金を肩代わりする解決策が韓国側から正式に示されたとみられます。
官邸幹部
「ボールを持っていた韓国側の、今後のために関係を前に進めたいという思いが強かった。よく考えてくれた」
韓国側の提案を評価し、首脳会談の冒頭で岸田総理は、首脳同士が行き来する「シャトル外交」について「再開で一致した」と表明しました。
夕食会は、1軒目はすき焼き店、2軒目はオムライスが有名な銀座の老舗洋食店という異例の“2階建て”です。
尹大統領はこの人に、過去に日本を訪問した際の“思い出の味”を伝えていたと言います。
自民党 麻生太郎副総裁
「日本にきて美味かったものっていうのはオムライスっていうから、いまもうちょっと美味いものがありますという話を申し上げたい」
オムライスを食べながら、首脳同士の信頼関係を深めることはできるのでしょうか。
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