SNSへの投稿で殺人事件の被害者遺族を侮辱したなどとして訴追された仙台高裁の岡口基一判事の弾劾裁判で、きょう遺族が証言台に立ち、「娘を殺されて悲しんでいる親の気持ちが理解できない人に、人の人生を左右する裁判官としての職責が与えられてよいのか」と訴えました。

岡口基一判事(57)は東京・江戸川区で高校生の岩瀬加奈さん(当時17)が殺害された事件について、2017年に自身のSNSで「無残にも殺されてしまった17歳の女性」などと投稿していました。

こうした行為が「裁判官としての威信を著しく失う非行」に当たるとして訴追され、裁判官を辞めさせるべきかどうか、弾劾裁判所で審理が行われています。

きょうは加奈さんの父親の証人尋問が行われ、父親は「岡口判事は私たちが嫌がること、やめてくれということを繰り返し繰り返し投稿しました。娘を殺されて悲しんでいる親の気持ちが理解できない人に、人の人生を左右する裁判官としての職責が与えられてよいのかを判断してほしい」などと訴えました。

岡口判事側はこれまでの裁判で争う姿勢を示しています。