高知県の室戸沖で行方不明となっていた漁船が14日、和歌山県で発見されました。高知海上保安部は船に乗っていた男性の氏名を公表して捜索を続けていましたが、男性はまだ見つかっていません。
室戸市の漁船・勝丸(かつまる)は12日の入港予定時間になっても港に戻らず、行方不明に。12日夜、無線や電話で、船に乗っていた男性と「体調は問題ない、エンジントラブルもない」などとやりとりができていましたが、午後9時40分ごろの連絡を最後に、再び行方が分からなくなっていました。
海上保安庁などが捜索を続けていた中、14日の午後1時45分頃、和歌山県の田辺海上保安部に「岩場に漁船が乗りあがっている」と通報があり、その船が勝丸であることが確認されました。高知海上保安部は、15日、船に乗っていた室戸市の漁業、福岡昭正(ふくおか・てるまさ)さん(81)と公表。巡視船やヘリコプターなどで捜索を続けてきましたが福岡さんの行方は分かっていないままで、16日以降は規模を縮小するということです。














