刑務所を出所したばかりにも関わらず空き巣を繰り返していた男に実刑判決です。

常習累犯窃盗の罪で判決を受けたのは住所不定の無職・溝辺直樹被告(60)です。

判決によりますと、溝辺被告は去年11月の深夜、富山市の歯科医院に工具で窓を割って侵入。なかにあった現金1万円を盗んだとされています。

被告はこれまでにも同様の空き巣事件を5件繰り返していて、今回の事件を起こす2か月前に金沢刑務所を出所したばかりでした。

きょうの判決公判で、細野高広裁判官は、「常習性は明らかで強い非難はまぬがれない」として検察側の懲役4年の求刑に対し、懲役3年2か月の実刑判決を言い渡しました。

最後に細野裁判長は「どうかこれを最後にしてください」と伝えると、被告は小さく「はい」と答えていました。















