大分大学は様々な揺れが再現できる地震動シミュレーターを新たに導入しました。今後の活用を目指して佐伯市役所の職員を対象に体験会が開かれました。

この体験会は先端技術を活用した防災や危機管理の強化を目指そうと、大分大学減災・復興デザイン教育研究センターが初めて開催しました。大学が新たに導入した地震動シミュレーターについて佐伯市役所の職員が説明を受け体験試乗しました。

この装置は地震の動きに連動した室内の映像を見ながら東日本大震災や熊本地震など激震から長周期による高層階の揺れまで再現することができます。市の職員は今後、発生の可能性がある南海トラフ地震による佐伯市での揺れを体験し、防災の重要性を改めて実感していました。

(参加者)「体験したことがない大きさと揺れの違いもあったので怖かった」「自分の家の中を想定したらより恐怖心が高まりました」「意識していない中でいきなり揺れる怖さを身をもって実感できた」

大分大学減災・復興デザイン教育研究センターは大規模な地震に備え今後、他の自治体でもこのシミュレーターを活用していきたいとしています。