ホタルイカ漁が解禁されてきょうで2週間。富山県滑川市では、不漁続きで止まっていたホタルイカを大量にゆでる加工場も稼働が始まりました。旬のホタルイカを求めて県外から客が続々と…。京都から片道6時間をかけて買いに来た客は「どうしても生ものが食べたい。(京都より)ひと回り大きい」話します。漁業関係者はずばり「あさって」が大漁と予想。その理由は?
朝獲れた新鮮なホタルイカをゆでた、ぷりっぷりの「ゆでホタルイカ」。

滑川市でホタルイカの卸や加工を営む、カネツル砂子商店では、きょう150キロ近いゆでたホタルイカが並んでいました。


けさ水揚げされたホタルイカの半分を仕入れたといいます。


カネツル砂子商店 砂子典章専務:
「まだ大量とか豊漁とかのレベルではなくて、やっと例年に少しずつ近づいてきたかな」「問い合わせはたくさんあるので、それに今の時点で応えられないのは残念ですけど、お客さんにはもうちょっと待ってくださいと」

解禁初日から不漁が続きましたが、おととい、きのうと2日連続で1000キロを超える水揚げがありましたが、きょうの水揚げは296キロ。しかし、関係者はそれほど落ち込んではいません。


カネツル砂子商店 砂子典章専務:
「きのう波が荒れて少なく…、天候に左右されやすいから」


こちらの加工場では獲れたてのホタルイカを鮮度のいいうちにゆでて商品へと加工しています。

例年なら1日5トンものホタルイカをゆでることがあるといいますが、不漁続きで今シーズン稼働したのはまとまった水揚げがあった3日前からです。



カネツル砂子商店 砂子典章専務:
「ようやく…」
一方、まだ水揚げが少なく、ホタルイカの価格は、きょう30匹で、2500円と例年の倍以上
の価格です。


それでも店には旬のホタルイカを求めて県外から客が続々とやってきます。
買い物客(京都から):
「京都から来ました。(記者:ホタルイカのために京都から?)そうです。どうしても生ものが食べたいというか」

冷凍の状態で販売されることが多い京都では味わえない新鮮なホタルイカを求めて片道6時間かけてやってきたといいます。



買い物客(京都から):
「いま見たら(京都のものより)ひと回りでかいです。富山のホタルイカは。まだちょっと時間かかりますけど帰ってゆっくりいただきます」
買い物客(新潟から):
「毎年この時期は必ず、新潟にもお土産で持って行くので」「やっぱ食べたい、値段は関係なく」

ホタルイカは天候によって水揚げ量が大きく変動されますが、漁業関係者はここ数日の天気や気温から「あさって」が大漁になりそうだと予想しています。少し遅れたシーズン到来に期待は高まっています。

カネツル砂子商店 砂子典章専務
「実際に過去にはまとまってくるのが3月後半ってこともあったので、その辺に関しては
心配してないです」「ホタルイカのシーズンは始まったばかりで、順調に増えてきてます
から、この後に期待してますね」















