ルールの見直しについて量販店や交通機関などさまざまな業界の対応をまとめました。基本的には「客は個人判断」を前提としたうえで従業員には着用を呼びかけるところが多いようです。

四国銀行では、窓口業務や外回りなど対面で会話をする場面では従業員に対してマスクの着用を推奨しているということです。店舗の利用者は「個人判断」となります。高知大丸では、従業員は基本的にマスクの着用を継続。今後再び新型コロナの感染が急激に拡大したり催しなどで店内が混みあうことがあれば客に対しても着用を呼びかける可能性があるということです。

続いて交通関係です。JR四国では従業員にはマスクの着用を指示していますが乗客については混雑時なども含め基本的には個人の判断に委ねるとしてマスクの着用を求める放送やポスターの掲示をやめたとのことです。とさでん交通の路面電車やバスも、同じ対応です。タクシー会社のさくらハイヤーでも乗務員はマスクの着用を続けます。

各業界の対応


次に、スポーツ観戦の場面。高知ファイティングドッグスでは正式な決定はまだですが観客の着用は任意としたうえでマスクを外しての声出し応援なども可能になる見込みです。

19日に開幕戦が行われるサッカーJFL、高知ユナイテッドSCの試合も同様の対応になる予定です。

マスクの個人判断、人によって捉え方は様々でした。きょうから、ということで、「ひとまずきょうは様子見を」という人も少なくなかったかもしれません。

感染の波に関わらず、本当にマスクが当たり前になった3年でした。ただ、5月に5類に引き下げられるとはいえ、いまなお、感染してつらい思いをしている人、後遺症に悩まされている人、何より、大切な人を亡くした人がいることは忘れてはなりません。

そして、大人が個人の判断に委ねられた一方、最もコロナ禍の影響を受けたともいえる子どもたちはまだ、マスクの生活を続けています。

個人判断でコロナ対策の転換期をむかえたことは間違いないですが、感染防止対策をしなくていいというわけではないこと、そして、着脱を強要するようなことはしないこと、意識しておきたいですね。