天皇皇后両陛下は、来日中のアンゴラ大統領夫妻とお住まいの皇居・御所で会見されました。

天皇皇后両陛下は午後2時半に御所の車寄せでアンゴラのロウレンソ大統領夫妻を出迎え、握手を交わされました。

会見は、ポルトガル語の通訳を交えおよそ25分間行われ、丸テーブルを囲んで和やかな雰囲気で進んだということです。会見では、陛下がアンゴラでの干ばつ被害について質問され、大統領が河川から農地に水をひくプロジェクトを進めていることなどを紹介したということです。

また、皇后さまが干ばつが子どもの生活環境にも影響しているのではないかと心配されると、大統領夫人が子どもたちが何キロも離れた川から水を運ばなければいけない現状を説明したということです。

今回の会見は、両陛下、大統領夫妻ともにマスクをつけたまま行われました。

宮内庁によりますと、近い距離で会話をするためマスクが必要と判断し、宮内庁が両陛下と大統領夫妻に対しマスクを着用するよう依頼したということです。