愛媛県教育委員会が、学校再編の対象としていた松山南高校砥部分校について、新たにゲームクリエイター科を設けるなどして存続させる方向で最終調整をしていることが分かりました。

松山南高校砥部分校は、愛媛県内で唯一、デザイン科がある県立高校で、砥部焼の窯元などを多く輩出してきましたが、県教育委員会が示した県立学校の再編案で、伊予高校に統合する方針が示されていました。

しかし、保護者や卒業生などから学校の存続を求める声が上がり、地元の砥部町も生徒の確保など向けた支援を打ち出していました。

関係者によりますと、県教委は、砥部分校にゲームクリエイター科を新設するなどして魅力の向上を図ることで、存続させる方向で調整を進めているということです。

県教委は、13日の臨時会で砥部分校を含む県立学校の再編案について審議を行い最終決定する見通しです。