東日本大震災から11日で12年です。大分県内では巨大地震を想定した訓練や犠牲者をしのぶイベントが行われました。

大分市佐賀関では東日本大震災を教訓に、巨大地震から身を守ろうと、住民参加の避難訓練が行われました。

訓練は、南海トラフ地震が発生した想定で実施され、参加者は津波から逃れるため高台にある小学校までの経路を確認しました。

また、佐賀関は車の利用者が多く、巨大地震発生時には幹線道路の寸断が予測されることから、多数の帰宅困難者をどう受け入れるかの検証も行われました。

(参加者)「危険なところがないか探して歩いてくださいと言われて、何かあるかなと探しながら来ました」「1度こうやって訓練という形で予習させてもらったので、パニックにならないよう落ち着いて避難できれば」

一方、大分市の若草公園では、東日本大震災を振り返るイベントが開かれました。会場を訪れた人は、手書きのメッセージを記したキャンドルを作成。震災が発生した午後2時46分には黙とうが捧げられ、犠牲となった人たちを追悼しました。