イギリスのスナク首相がフランスを訪問し、マクロン大統領と首脳会談を行いました。英仏の首脳会談は5年ぶりで、イギリスのEU=ヨーロッパ連合離脱以降、冷え込んでいた両国の関係の改善をアピールした形です。

スナク首相とマクロン大統領は10日、パリの大統領府で首脳会談を行い、共同記者会見にのぞみました。

イギリス スナク首相
「今日の会談は新しい始まりを意味するものだと信じています」

スナク首相は、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの支援やエネルギー・安全保障の分野でも協力していくことを確認したとしたうえで、この会談を「新たなスタートだ」とし、関係改善を強調しました。

また、スナク首相はフランスとの間のドーバー海峡をボートで渡る不法移民対策として、フランスに3年間でおよそ5億ポンド、日本円でおよそ800億円を支払い、新たな収容センターを設置することやパトロールの強化などにあてられると明らかにしました。

イギリスとフランスが正式な首脳会談を行うのは2018年以来、5年ぶりです。

イギリスはEU離脱後、フランスと通商関係などをめぐって対立したほか、アメリカ、オーストラリアとともに安全保障の枠組み「AUKUS」を発足させたことでさらに関係が悪化していました。