2021年の秋から続いていたラニーニャ現象が「終息したとみられる」と気象庁が発表しました。
ラニーニャ現象は、南米ペルーの沖合から中部太平洋の赤道域にかけて海面の水温が低い状態が1年程度続く現象で、発生すると世界各地で高温や低温、記録的な大雨、干ばつなど異常気象の発生する可能性が高くなると考えられています。
気象庁によりますと、先月、監視領域では大気の状態にラニーニャ現象の特徴が見られるものの、海洋の状態は海面水温が基準値に近づくなどラニーニャ現象の特徴が弱まってきており、一昨年の秋から6季続いていたラニーニャ現象は「終息したとみられる」ということです。
気象庁は今後の見通しについて、春はラニーニャ現象でもエルニーニョ現象でもない平常の状態が続く可能性が高く、夏はエルニーニョ現象が発生する可能性と平常の状態が続く可能性が半々だとしています。
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