立憲民主党が低所得者の子育て世帯に向けた給付金を支給するための法案を準備するなか、泉代表は9日、「所得制限はあるべきではない」と述べました。その後、発言の齟齬に気付き、撤回しました。

立憲民主党 泉健太代表
「分断し、一部の方々への給付か。二重に三重に残念な思いをしております」

泉代表は9日に開かれた党内の会合で、与党が低所得の子育て世帯に対し、子ども1人あたり5万円の給付金を支給することを検討していることに触れ、「子ども関係の給付というものは、所得制限はあるべきではない」と述べました。しかし、実は立憲民主党も10日に提出する予定の法案で、支給の際に所得制限を設けるとしています。

発言の齟齬に気付いた泉代表は、直後に報道陣に対し、発言は「間違いだった」と撤回しました。

泉代表によりますと、泉代表は立憲が提出する法案も所得制限をつけるとの認識はあったものの、事務方が9日に作成した資料には所得制限の記載がなかったため、それをもとに発言をしてしまったということです。