岸田総理の“政治の師”がTBSのCS番組に出演し、岸田総理の政治手法についてクギを刺しました。
現在の岸田派である、「宏池会」の前の派閥会長だった古賀元自民党幹事長。
古賀誠 元自民党幹事長(「国会トークフロントライン」TBS NEWS きょう収録)
「日本でできることは何があるかということをしっかりね、中国と共同歩調をとるべきだ。これは日本の最大の抑止力ですよ」
岸田総理の“政治の師”とも言われる人物ですが、2人は1年以上言葉を交わしていません。
本人たちによりますと、岸田総理が2021年の総裁選に出馬表明した日の前日に電話で話した後は、一切連絡を取っていないといいます。なぜでしょうか。
一つは、岸田総理を現在支える麻生副総裁と古賀氏の折り合いが悪いことがあります。麻生氏の名前こそ出しませんでしたが、古賀氏は過去にこんな発言を…
古賀誠 元自民党幹事長(2021年)
「悪魔とも握手してね、それを達成するというのも「責任倫理」だと言ってるんですね、マックス・ウェーバーは。しかし、その悪魔の言う通りになったら本末転倒で、それは許せませんよねと」
もうひとつは、宏池会に対する考え方の違いです。
古賀誠 元自民党幹事長(2020年)
「(憲法)9条を大切に今まで守ってきたわけであります。それが理想であれば、理想を実現するのが政治でなければならない」
太平洋戦争で父親を亡くした古賀氏は「憲法9条は世界遺産」と公言し、宏池会も「軽武装・経済重視」が理念などとしてきました。
一方、岸田総理は…
岸田総理(BS-TBS「報道1930」 2022年12月)
「『軽武装・経済重視』というご指摘ありましたが、宏池会の本質は徹底した現実主義だと思います」
特定の思想やイデオロギーにとらわれず、課題解決のために現実的な選択を積み重ねていくのが宏池会だとしています。
古賀誠 元自民党幹事長(「国会トークフロントライン」TBS NEWS きょう収録)
「清和会(安倍派)はですね、結論ありきなんですよ。宏池会はね、物事の結論を国民にどう理解できるような説明ができるかという、真摯な説明というものが一番基本になっていると」
きょう、古賀氏は安倍派を引き合いに岸田総理の最近の政治手法にやんわりと警鐘を鳴らしました。
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