来週の月曜日(3月13日)からマスク着用のルールが緩和されます。各施設では対応を見直す動きが相次いでいます。

3月13日の月曜日からマスクの着用が個人の判断に委ねられます。外食業界では対応を見直す動きが広がっています。

(かげ山 影山裕二店長)
「検温と消毒だけお願いして。マスクに関しては自己判断でお願いしようかなと思っている」

この居酒屋では現在、食事中以外はマスクの着用を呼びかけていますが、お客さん個人の判断に任せるということです。検温や消毒などの基本的な感染対策は、これまで通り行います。店長自身はマスクをどうするのか聞いてみると。

(かげ山 影山裕二店長)
「お客さんから言われたら着けますけど。気にするお客さんがいなければ、外して仕事をしたい」

お客さんにも聞いてみると…。

(客)
「会社と地下鉄以外は取ろうかな。もう嫌ですね、ずっとマスクをしているの。苦痛です」
「やっぱり周りの目が気になる。状況を見て(マスクを)する人が多ければ着けるし、みんなが外していれば外そうかな」

こちらのスポーツジムでも、マスクの着用は利用客個人の判断に委ねるとしています。

(利用客)
「苦しいし、めちゃめちゃ不快です。絶対外します。換気もしてくれるし外してやりたい。待ち望んでました」

一方で窓を開けての換気などの感染対策は引き続き行い、従業員は基本的にマスクの着用を継続するということです。緩和に向けての動きは映画館でも…。

(従業員)
「お客様に劇場から(マスクの)着用を求めることはないという方向で考えている」

従業員のマスク着用については現在検討中だといいます。また今はマスクを外した状態で会話すると感染拡大の心配があるとして、シアター内での飲食は映画が始まってから黙食でとしていますが、こちらも緩和します。

(従業員)
「『会話は周りの客に配慮するように』とのお願いに切り替える」
(客)
「映画は見るだけで話すことはないので(マスクを)外してもいいかなと思う」
「マスクをします。周りも気持ち悪いだろうし、自分も気持ち悪いから。周りもマスクをしてほしいと思うし、自分もしたいと思う」

一方、鉄道ではJR東海の金子社長が、きょう(9日)の定例会見で…。

(JR東海 金子慎社長)
「駅や車内においてマスクの着用や手洗いを積極的に行っていただくというような協力の要請を行わない方針。(マスクの着用は)お客様の判断に委ねる」

JR東海では新幹線・在来線ともに乗客に対して「個人の判断に委ねる」としています。これまで車内や駅構内でのマスク着用などの感染対策を、アナウンスやポスターで呼びかけていましたが、これを取りやめるということです。従業員については接客業務を行う社員は引き続き着用するということです。

また、名鉄や地下鉄も乗客に対しては個人の判断に委ね、従業員は着用するとということです。