高知県南国市の次世代型ハウスで、パプリカの収穫が盛んに行われています。人や環境に優しい栽培方法で、甘さとみずみずしさが特徴です。

南国市上野田にある大きなハウス。こちらではパプリカの栽培が行われています。去年11月から収穫が始まり、気温が上がってくるこの時期、収穫量が増えてきます。

パプリカの栽培

パプリカの栽培は、JA高知県の子会社で農業生産法人の「南国スタイル」が2017年に始め、年におよそ150トンを生産。県産パプリカの7割を占めています。環境制御装置などを用いた次世代型ハウスでは、ヤシの実でできた栽培地に1本1本パプリカの木が植えられています。台車に乗って収穫でき、働く人たちの身体への負担が少ないのも特徴です。

台車に乗って収穫でき、働く人たちの身体への負担が少ないのも特徴

また、・アブラムシなどの害虫を食べる虫の住みかとなる木をそばに植え、使う農薬や肥料を少なくすることや、・水を100%循環し使うことで、人や環境にやさしい栽培が行われています。

特徴は、甘さとみずみずしさ。鮮やかな色とそのおいしさで食事に取り入れる人が多くなっているといいます。

特徴は、甘さとみずみずしさ

(南国スタイル 中村文隆 専務)
「国産パプリカはまだまだ少ないなか、高知県、しかも南国市で作るパプリカは南国市の名前に負けず日照時間も全国有数ということで、お日さまが大好きなパプリカがおいしくきれいに育ってくれる。他の野菜と一緒に高知県産野菜、農産物をけん引してくれるような存在になってほしい」

次世代型ハウスでのパプリカの収穫は7月ごろまで続くということです。