旧統一教会やエホバの証人などの信者の間に生まれた子ども、いわゆる「宗教2世」らの相談支援などを行う新たな団体が設立されました。

新たに設立されたのは「宗教2世支援センター陽だまり」で、宗教2世の当事者や臨床心理士などおよそ30人が参加しました。

宗教2世をめぐっては、家庭で親から虐待を受けるなどしても、信仰に理由がある場合、行政に対応してもらえないといった問題が指摘されていました。

宗教2世支援センター陽だまり 秋本弘毅理事長
「多くの方に聞いてみると、やはりそういった支援はまだまだ必要。児童の権利を、あるいは人権を宗教の中で、宗教の名のもとに侵害するのをいかに防ぐか」

「陽だまり」では今後、▽宗教2世らに対して電話やSNSなどを通じた相談支援を行うほか、▽宗教2世の理解を広めるために、学校の関係者に向けたセミナーの開催などを予定しているということです。