高知市の観光名所・桂浜公園のリニューアル工事が完了しきょうグランドオープンしました。

およそ40年ぶりにリニューアルした桂浜公園の商業エリア。「桂浜海のテラス」として、去年10月、レストランやカフェ、土産物店など一部の店舗が先行して営業を始めていましたが、すべての施設が完成し、きょう、グランドオープンを迎えました。

高知市岡﨑誠也市長は記念式典で「朝のドラマ『らんまん』の追い風に乗って高知の観光をここから県全域に広げていきたい。」と桂浜の集客力に期待を込めました。

「食べる」「買う」「学ぶ」「憩う」をテーマにした店舗や施設は、全部で13か所。

高知の歴史や文化を学べるミュージアムでは、伝統文化や伝統工芸品などが紹介されています。


油を使わず、海産物で出汁をとったラーメン店には長蛇の列が。長太郎やハマグリなどが贅沢に入ったラーメンは、貝のうまみが口いっぱいに広がります。



おととし完成した休憩所には、桂浜で50年、高知名物・アイスクリンを販売していた店が入り、メロンソーダにアイスクリンを入れた「メロリンソーダ」などが新たに仲間入りしました。



穏やかな日差しのもと、オープン初日から大勢の観光客で賑わいました。

高知県によりますと、県外観光客の数は、コロナ禍前の8割以上まで回復してきているということです。大きく生まれ変わった桂浜公園。高知観光の入り口となることが期待されています。