世界銀行が発表した男女間の経済面での格差に関する調査で、日本は104位とOECD加盟国内で最下位の評価を受けました。

世界銀行は2日、190の国と地域を対象にした経済面での男女の格差に関する調査報告書を発表しました。報告書の中では、男女が同権であることを「100」とした場合の各国の指数が示されています。

満点である「100」の評価で1位になったのは、スウェーデンやカナダ、フランスなど14か国で、女性のスカーフ着用問題でデモが広がったイランは「31.3」と187位でした。

日本の評価は「78.8」と190地域中104位で、OECD=経済協力開発機構の加盟国の中で最下位です。「移動の自由」や「年金」では100と高い評価を受ける一方、「職場」では50、「賃金」は25と低い評価でした。

同じ仕事に対して同一の賃金が支払われるように法律を制定するなどの改善点が指摘されています。