生活に欠かすことのできない、車。その動きをコントロールするのがおなじみの信号機です。きょうは信号機の意外な真実を皆さんにお届けします。知っているようで知らない信号機。注目してみると、実に考え抜かれた仕組みがありました。

福満まい記者
「私たちがふだん、何気なく見ている信号。実はこんなに大きいんです。きょうはこの信号の謎を深掘りします」

短かったり長かったり?色が変わるタイミングの謎

徳山駅近くにあるこちらの信号。青に変わって、待っていた車が発進。1台、2台と通過していきますが、4台目が通過したところで・・・赤になるまでの時間は、およそ10秒。青の時間が短かったり、急いでいるときに限って目の前で赤になったり…。「信号機あるある」、皆さんも思い当たることがあるのではないでしょうか。そんな信号機に関する謎を県警の交通管制センターで聞いてみました。

色が変わるタイミングには基準は?

県警交通部・永野善太郎交通管制官
「道路上に車両感知器という交通量をはかる器械があり、交通量が多いほうの道路の青時間を長くすることも場所によってはやっています」

交通管制センターで信号をコントロール

県内には、幹線道路を中心に車両感知器が約1900器あり、それらの情報が県警に送られます。この情報とモニターでチェックした実際の状況とを合わせて、交通管制センターで24時間態勢でコントロールしています。「県庁前を先頭に流れが悪くなっています・・・」など、ラジオでよく聞く交通情報も、このセンターの分析をもとに放送されているんです。

信号の種類って?

そもそも!信号機には、おもに3つの種類があります。あらかじめ設定した時間のとおりに色が変わる定周期式と、車や歩行者を感知して色が変わる感応式、そして、歩行者がボタンを押すと色が変わる押ボタン式です。県内にはおよそ2800か所に信号機がありますが、交通量や状況によって設置する信号機の種類を変えて、渋滞などが起こらないように計算されているそうです。