静岡大学と浜松医科大学の統合・再編問題の経緯について振り返ります。両大学は静岡大学静岡キャンパスを中心とした静岡地区の大学と、静岡大学浜松キャンパスと浜松医科大学を中心とした浜松地区の大学に再編する「1法人2大学」の案で2019年に合意していました。

しかし、静岡大学側の学部が減る形になるとして、静岡キャンパスから根強い反対があり、2021年1月に計画の延期を発表。そこで静岡大学の日詰一幸学長は、合意内容とは異なる私案を発表し、2つの大学を1つに統合する「1法人1大学」の案を示します。

正式な合意を覆す形になったことで、鈴木康友浜松市長はこれに反論。一方、田辺信宏静岡市長は浜松側の動きについて、行政が介入すべきでないと批判しました。浜松市側と静岡市側で意見は分かれ、両政令市の溝の深さが浮き彫りとなっています。