土佐くろしお鉄道が過去の事故を教訓として列車の非常時を想定した対応訓練を行いました。

2005年3月2日、土佐くろしお鉄道宿毛駅で特急列車が駅舎に衝突し、運転士が死亡、乗客がケガをする事故が起きました。事故を教訓として土佐くろしお鉄道は3月2日を“安全の日”と定めていて、乗客の安全確保のための訓練を行っています。

訓練は列車が駅を“オーバーラン”、通り過ぎたという想定です。異常を感じた車掌がレバーを引いて列車を停止させる装置を作動させ、運転士への報告や車内アナウンスなど乗客への対応を行いました。

また、乗客が、座席近くなどに備えられている非常通報ボタンを押したと想定し、運転士と車掌が状況確認と、運転再開の手順を確認しました。

(参加した女性乗務員)
「無いことを願いますけど、もし起こった時に正しい対応をとれるように努めていきたいと思います」

訓練を通じて社員全員が安全運行を誓いました。