要人警護を担当する警視庁の警護課が訓練を公開し、SPなどを今年の春からおよそ50人増員することを明らかにしました。

深井 貴 警視庁警護課長
「警護体制の強化に努めていく。そして、銃器事案や突発事案に的確に対応しうる警護警備を実施していきたい」

訓練は実践経験の少ない地方警察の警護担当の警察官などおよそ30人が参加し、警護対象者が刃物で襲われたという想定で基本動作の確認を行いました。こうした訓練が公開されるのは異例です。

警視庁は去年7月の安倍元総理の銃撃事件を受け、今年の春から警護課のSPなどをおよそ50人増員し、あわせて300人以上とすることを明らかにしました。

訓練を受けた警察官は、広島のG7サミットの警護にもあたるということです。