3月9日に開幕するWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向け、侍ジャパンの大谷翔平(28、エンゼルス)とラーズ・ヌートバー(25、カージナルス)がそれぞれ日本に到着した。
日系選手として初の侍ジャパン選出となったヌートバーが2日、来日。午前5時過ぎに羽田空港に到着したヌートバーを約20人の報道陣と約100人のファンが出迎えた。
取材に応じたヌートバーは「よろしくおねがいします」と、まずは覚え立ての日本語で挨拶。「ずっと夢見ていました。母方の国を代表できるのは大変な誇りです」。10歳から願っていたという母・久美子さんの母国での代表入りを喜んだ。
メジャーではカージナルスとエンゼルスはリーグが異なるが「究極のプロ」大谷翔平(28)との交流を待ちわびている。「彼とプレーできることだけで楽しみです。彼は現代のベーブ・ルースです。彼のような選手とプレーできるので、打撃でも色々と学びたいです」と目を輝かせる。
3大会ぶりの世界一奪還へ、開幕は1週間後に迫った。「世界最高レベルの日本選手とプレーできるのが楽しみですし、あらゆる感情が入り混じっています」と緊張も隠さないが「私は全力でプレーするタイプ。日本を代表できるのは大変光栄なことなので攻撃も守備も100%出し切りたいです」。侍の一員として「全力を出して優勝を目指したいです」と意気込んだ。
大谷はヌートバーより早い、1日午後10時頃、チャーター機で羽田空港に到着。遅い時間にも関わらず多くのファンが空港に駆けつけた。報道陣の前に一瞬姿を見せた大谷は笑顔で迎えの車に乗り込んだ。
侍ジャパンは9日にWBC初戦の中国戦を迎える。
【侍ジャパンの日程】
3月3日、4日
強化試合 vs中日(バンテリンドーム)
3月6日、7日
強化試合 vs阪神、オリックス(京セラドーム大阪)
■WBC
◆カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール
(1次ラウンドプールB)
3月9日 日本vs中国
3月10日 日本vs韓国
3月11日 日本vsチェコ共和国
3月12日 日本vsオーストラリア
※全て東京ドーム
◆準々決勝
3月16日(東京ドーム)
※プールA、Bの上位2チームが進出
◆準決勝
3月20日 or 21日(マイアミ ローンデポ・パーク)
◆決勝
3月22日(マイアミ ローンデポ・パーク)