茨城県かすみがうら市の養豚場で豚熱が確認されたことを受け、県はおよそ2200頭の豚の殺処分を始めています。

茨城県によりますと、先月28日かすみがうら市の養豚場から「通常より多く豚が死んでいる」と連絡がありました。

その後、国や県の研究機関が遺伝子検査などをしたところ、豚熱に感染していることが確認され、県はこの養豚場で飼育されているおよそ2200頭の豚の殺処分を始めています。

一方、県内のすべての養豚場で豚熱ワクチンを接種しているため、農場周辺の移動や搬出制限は行わないということです。

また、この農場は千葉県匝瑳市の農場にもおよそ100頭の豚を出荷していて、匝瑳市の農場でも殺処分が行われています。

茨城県内での豚熱の発生は去年4月以来です。