ウクライナ東部の要衝バフムトをめぐる戦闘が一層激化するなか、ウクライナの大統領顧問は、必要となれば戦略的撤退もあり得るとの見方を示しました。

ウクライナの大統領顧問は、先月28日、アメリカCNNのインタビューで“ロシア軍は要衝バフムトを包囲するために、最もよく訓練され、経験値の高いであろうロシアの民間軍事会社「ワグネル」の傭兵を使っている”と指摘。

激しい戦闘が続いているとされるなか、「我々の軍は全ての選択肢を検討している」とし、今はウクライナ軍がバフムトを維持していると話しながらも「もし必要となれば戦略的撤退をするだろう」と明らかにしました。

意味なく兵士らを犠牲にしないためと説明していて、撤退が必要かどうかは軍が決めるとしています。

また、「もし撤退することになったとしても、必ずしもその後、ロシア軍がすぐに前進できるというわけではない」と強調しています。