「申し訳ないほど高い…」富山湾で1日からホタルイカ漁が解禁になりましたが、初日の水揚げはわずか59匹と過去10年で最少。店では1匹300円の高値で売られていました。

店では記念写真を撮る人まで。特産のホタルイカを観光の目玉にしている滑川市は先月、「すべらない街」をキャッチフレーズにした新しいポスターを作ったばかり。思わぬ不漁に市長も…。

佐藤優里アナウンサー:
「午前4時です。天候には恵まれましたが、波が少し荒れています。富山湾のホタルイカ漁、きょうから解禁です」

解禁初日のきょうは、滑川漁港から、6隻の漁船が1.5キロほどの沖合に仕掛けられた定置網を目指して出発しました。

定置網につき漁師たちが期待を含ませながら、網をたぐり寄せると…小さなホタルイカではなく、大きなイカが大量にかかっていました。

佐藤優里アナウンサー:
「ホタルイカの漁に来たんですがマイカの漁に来たのかなと思ってしまうほどこれだけ大量のマイカが引き上げられました。船の上はマイカが入ったカゴでいっぱいで足の踏み場が少なくなっています」

例年なら幻想的な青白い光りとともに、大量のホタルイカが富山湾に春の訪れをつげるはずですが…。

ことしは「マイカ」とも言われる「スルメイカ」が大量にかかっていたのです。スルメイカはホタルイカを食べるということで、エサを求めて大量に集まったのでしょうか?ホタルイカの生態に詳しい専門家は…。