農水産物の販路拡大に向け新たな取り組みが広がっています。宮城県内産のイチゴのタイへの輸出が28日から本格的に始まりました。
山元町の「山元いちご農園」を県内の生産者や神奈川県の食品商社の社員らが訪れ、試験的な輸出の際にタイ側から求められた大きさや並べ方などについて意見を交わしました。

県内からのイチゴの輸出は先月下旬から試験的に始まりました。週1回、月曜日に収穫したイチゴを、成田空港に運び水曜日にタイに空輸しています。

28日から本格的な輸出がスタートし、バンコクにある小売店「DON DON DONKI(ドン ドン ドンキ)」の2店舗で木曜日から販売される予定です。
山元いちご農園・岩佐隆社長:
「いかに、良いものをおいしいものをタイに輸出していくのか、それを生産現場で考えていければなと。いろいろな皆さんの助けをいただきながら海外に輸出できるのは非常にありがたいなと」

アライドコーポレーション海外事業部・今井政樹さん:
「(宮城のイチゴは)他の県の物と比べると、かなり大きくて驚かれている。宮城県の品種の特性、特徴を海外のお客様に伝えるべく、流通業としての仕事をしていきたい」

輸出するイチゴは、県内の5つの生産者が栽培していて、1回あたり640パックをめどに輸出します。今年5月末までに、およそ3万パック=1000万円の輸出を目指すということです。














