戦後に戦争の被災者や引揚者が移り住んだ仙台市青葉区川内の追廻住宅のうち、最後に残った1軒が取り壊されました。
仙台城跡のふもとに位置する川内追廻地区では28日、最後まで残っていた住宅の解体作業が行われました。

この地区には、戦後間もない1946年国が戦争の被災者や引揚者のために追廻住宅を整備し、最大で620戸、4000人が生活していました。

その後、仙台市は追廻住宅を含む一帯を公園として整備することを決め、住民に立ち退きを求めていました。2019年からは1人暮らしの60代の男性のみになっていましたが去年8月、移転に合意していました。
川内追廻地区は、今年4月下旬から開催される「全国都市緑化フェア」のメイン会場となる予定で、観光施設などの建設も進められていて市の新たな交流拠点に生まれ変わります。















