地域の「宝物」を全国、世界に発信する大会で、高知の商品が2つの部門でグランプリを獲得しました。

23日と24日に、東京で開催された「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」。地域の“原石”を発掘・発信する大会で、全国の地方大会を勝ち抜いた事業者が11の部門でグランプリを目指しました。

「にっぽんの宝物ジャパングランプリ」

(にっぽんの宝物プロジェクト 総合プロデューサー 羽根拓也さん)
「地方にはすごく良いモノがあるが売り方がわかっていない、あるいは少子高齢化で店じまいをしようとする人が多い。でもちょっと工夫してみんなで磨き合えば良いものが短期間で生まれる。地域活性化のやり方を一人でやるんじゃなくて『みんなでやろうよ』というプロジェクト」

にっぽんの宝物プロジェクト 総合プロデューサー 羽根拓也さん

特に食がすばらしい、観光体験を対象とした部門でグランプリを獲得したのは高知市のハンバーガー店と室戸市の土佐備長炭職人がコラボした体験ツアー。このツアーでは備長炭で焼き上げた「土佐赤牛バーガー」がセットになっています。

Visit JAPAN Food,Drink&Exprerience 部門 グランプリ 土佐備長炭体験ツアー(土佐赤牛バーガー)

(5019 PREMIUM FACTORY 森本仁晟さん)
「大会に違う事業者とコラボして出るのは初めての試みだったので部門別でもグランプリまで来られたのはうれしい」

5019 PREMIUM FACTORY 森本仁晟さん

(炭の森生 森本生長さん)
「(大会に参加して)自分の仕事とかを見直す再発見ができた。これからいろいろなことをまた始めようかなと思っている」

炭の森生 森本生長さん

(室戸市 植田壮一郎 市長)
「めちゃくちゃうれしいです。室戸市は備長炭日本一生産量の多い町でありながらあまり新たな商品開発というものに取り組めていなかった。他の業者の方々とコラボをして新しい備長炭の魅力を紹介する機会になった」

室戸市 植田壮一郎 市長

そして、調味料部門では土佐市の塩杜氏田野屋銀象(たのやぎんぞう)さんが味噌の作り手とコラボした味噌玉「玉(ギョク)」がグランプリを獲得しました。

調味料部門 グランプリ 味噌玉「玉」

(塩杜氏 田野屋銀象さん)
「普通なら出会うことがない方々と連絡先を交換を出来た。世界大会でさらにまた何か見つけることが出来ると思うので心して挑みたい」

塩杜氏 田野屋銀象さん

11部門のグランプリ商品で競われたグランドグランプリには、佐賀県のフルーツトマト「太陽のたまもの」が選ばれました。各部門のグランプリ受賞商品は今年8月にシンガポールで開催予定の世界大会へと進みます。