高知市の高校生と製パンメーカーが共同開発したパンが2月28日から販売されます。春らんまんなパッケージでは、あの博士が満面の笑みです。

可愛らしい桜の花が目を引くもっちり食感の蒸しパンに、牧野博士もにっこり笑顔の春らしいパッケージ。土佐女子高校3年生と製パンメーカー「高知ヤマザキ」が共同で開発したパンです。

佐川町出身の牧野富太郎博士をモデルにしたドラマの放送が4月から始まるのにあわせて企画され、生徒たちもアイデアを出し合いながらおよそ1年かけて開発。27日、川原信夫園長に完成が報告されました。

(土佐女子高校3年 山本鈴夏さん)
「(牧野博士が)桜が好きだったというのを聞いて、パッケージに桜を入れてピンクっぽく若い人でも手に取りやすいかわいいデザインを考えました」

(県立牧野植物園 川原信夫 園長)
「華やかな味、とくにぼうしパンの耳の部分がすごくおいしくて牧野植物園にも訪れてもらえたらありがたい」

「おはようございます!私たちが考えてつくりました。よかったら、食べてください!」

完成した自慢のコラボパンを配る生徒たち。幅広い世代に食べてもらえるように、食感やクリームの配分パッケージのデザインなど様々な工夫を凝らしています。

(来園者)
「若い子たちが工夫して上手に商品化されているのでびっくりしますね。楽しみに、帰って食べます!」

(土佐女子高校3年 山本鈴夏さん)
「お客さんに笑顔で『かわいい!』と言ってもらえて、やりがいがあるなと思いました!」

(土佐女子高校3年 賴田環さん)
「初めて完成した商品を見たので、自分たちが考えたアイデアがこうして商品になってすごく感激でうれしいです!高校3年生最後にできてすごく思い出深くなりました!」

(高知ヤマザキ営業課 宮田由次さん)
「我々では思いつかないようなアイデアがあったので本当に驚きで勉強になりました。これから桜が咲くと思うので桜を見ながらコラボパンを食べてもらえたら」

高知ヤマザキと土佐女子高校が共同開発したコラボパンは28日から県内のローソンで、3月からは中四国の量販店でも販売される予定です。