WBC日本代表の侍ジャパンは、27日、宮崎キャンプを打ち上げました。
11日間にわたって行われたキャンプでは、期間中に延べ18万人が来場しました。
侍ジャパンのキャンプ地、宮崎県総合運動公園。最終日の27日も、多くのファンが駆けつけました。
(ファン)
「宮崎で見られる最後の機会なので、しっかり目に焼き付けて帰りたい」
「頑張れ侍ジャパン」
(長瀬真希スポーツキャスター)
「11日間に渡って行われた侍ジャパンキャンプもついに最終日。週末に壮行試合を行った選手たち、最後は軽めの練習で宮崎キャンプを締めくくります」
侍ジャパンの選手たちは、27日、投手陣と野手陣に分かれて軽めのメニューで汗を流しました。
このうち、連日、注目を浴びているダルビッシュ有投手や県関係の山本由伸投手、戸郷翔征投手の2人もリラックスした様子でキャッチボールや守備練習に臨んでいました。
また、ダルビッシュ投手の呼びかけで投手陣の集合写真を撮影。その後、写真はSNSにアップされていました。
(長瀬真希スポーツキャスター)
「多くの観客に見守られながらの打撃練習。これもきょうで見納めです」
一方、野手陣はバッティング練習を行い、村上宗隆選手らが快音を響かせていました。
そして、正午前、選手全員が集まって一本締めをして宮崎キャンプを打ち上げました。
このあと、選手たちからファンにサプライズ。選手たちがスタンドにサインボールを投げプレゼントしました。
(サインボールゲットした子)
「山田哲人さんのボールです。部屋に置いて、また今度も取りたい」
「松井選手です。うれしかったです」
今月17日から11日間にわたって行われた侍ジャパンの宮崎キャンプ。県によりますと、期間中に来場した人は延べ18万人に上るということです。
球場の外に設けられたグッズ売り場の商品は、27日、ほぼ売り切れ状態となったほか、宮崎のグルメなどが味わえる「侍パーク」も連日、大盛況でした。
宮崎名物の料理を提供した出店業者は・・・
(出店業者)
「地鶏が有名なので、いっぱい食べてもらって、おいしいという声もいただいたのですごくうれしかった」
「たくさんの方に宮崎牛重を食べてもらえたので、すごくいい機会になった」
また、期間中は、交通渋滞や国公立大学の2次試験を受ける受験生などへの影響が懸念されましたが、大きなトラブルは発生しませんでした。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「天気等にも恵まれて、幸い合宿地としては適切にサポートすることができたのではないかと考えている。ぜひ、この宮崎合宿の成果を生かして、世界一に向けて進んでいってほしい」
世界一奪還を目指し、順調な仕上がりを見せる侍ジャパン。WBCは3月8日に開幕し、侍ジャパンは9日に中国との初戦を迎えます。
(ダルビッシュ有投手)
「すごく楽しかった。(キャンプを通して)すごくみんな表情が明るくなったと思うし、笑顔も増えたしそういうところはすごく感じている」
(栗山英樹監督)
「自分のなかではさあ、いよいよ!という準備終わりましたと言う感じで。とにかく勝つために全力を尽くすのが大事なのでしっかり肝に銘じてやっていく」