全国各地で開催され、シュールな光景で話題になっている“ティラノサウルスレース”が、26日、高知県内で初めて、黒潮町の砂浜で行われました。(レースの様子は【写真】でもたっぷり紹介しています

黒潮町の入野の浜で26日に行われた「ティラノサウルスレースくろしお」。いま話題の、ティラノサウルスの着ぐるみを着て走るイベントです。地域の企業などの応援イベントを行う団体「ISANAの高知応援プロジェクト」が、コロナ禍で落ち込んでいる子ども達を元気づけようと開催しました。

持参した着ぐるみに着替えた出場者たち。レース前の砂浜には色とりどりのティラノサウルスがうようよ…県内外から“146体”が出場しました。

まずは、「成獣オス」「成獣メス」の部です。中学生以上の男性と女性が対象で、「成獣」たちは砂浜の70mの距離を駆け抜けます。

▼成獣メスの部の女性「恐竜時代へ戻りました。その時代がいいですね。気分いいです。楽しいです。」

レースのモットーは“人間を忘れて走る”。“最強の肉食恐竜”がしのぎを削る中、こんな転倒するアクシデントも続出します。

▼成獣オスの部の男性「疲れたっす、しんどいです。走りづらいもんですね、でも楽しいですよ。“負けるか”っていう気分になりますね。ティラノになりますね」

そして小学生以下の「幼獣」の部。「成獣」の半分の距離を走ります。父親に手を引かれて走ったこちらの「幼獣」はなんと2歳半の女の子!無事にゴールテープを切りました。

▼観戦した人「面白いなと思いました。起き上がったりたまに転がったりするところが…。」「最後にゴールの所でジャンプしてゴールするところが面白かったです」

砂浜を駆けるカラフルな恐竜が繰り広げる熱い戦い。そして、時折、見せる滑稽な動き。雄大な太平洋をバックに広がったシュールでカオスな光景に、休日の浜辺には多くの笑い声が上がりました。