サッカーJ2ファジアーノ岡山はきのう(2月26日)、ホーム開幕戦で昨シーズンまでJ1だった清水エルパルスと対戦しました。長いコロナ禍からついに復活した声出し応援。J1昇格を目指すチームを応援しようと1万5000人を越えるサポーターがスタジアムに詰めかけました。
(サポーター)「優勝です。J2の頂に行きます!」
ホーム開幕戦を迎えた岡山市北区のシティライトスタジアム。この日のチケットは完売、入場ゲート前には開場を待つサポーターで長蛇の列ができていました。今月18日のリーグ開幕戦で昨季・J1の磐田を破りサポーターの期待も高まります。
(サポーター)「とりあえず点を取りまくって勝つことです」
「ファジ頑張れ!」
スタジアムに集まったサポーターは1万5695人、スタンドはファジレッドで染まりました。開幕戦を盛り上げようと、岡山県出身のM-1王者「ウエストランド」も駆けつけました。
(ウエストランド)「今年こそはJ1行きましょう!」
今季から全ての席でマスク着用での声だし応援も全面解禁となりました。
(佐藤訓通記者)「ホーム・シティライトスタジアムにサポーターの大声援が戻ってきました。開幕2連勝を目指し、上昇気流に乗りたいファジアーノ。強豪・清水に挑みます」
清水に勝利するには、カタールW杯で日本代表の守護神を務めたGK・権田からゴールを奪わなければなりません。
「しゃあ行こう!」
ホームの後押しを受けた岡山、前半19分に決定機が。クロスボールにステファン・ムークが頭で合わせるも、GKの権田がセーブ。こぼれ球に田中が反応するも、惜しくも枠の外へ。前半終了間際、FKからのこぼれ球をパスでつなぎ、再びステファン・ムーク。ポストに嫌われ、得点ならず、前半を0―0で終えます。
エンド変わった後半、ゲームは一進一退の攻防が続きます。そうしたなか、新加入のGK・山田大樹が清水の攻撃に対して好セーブを連発。チームのピンチを救います。90分で両チームに得点は生まれず、岡山は強豪・清水から勝ち点「1」を上げました。
(GK・山田大樹選手)「J2優勝という目標はぶらさずに、優勝に向けて1試合の重みだったり重要性というのはどんどん増していくと思うので、本当に1試合1試合しっかり勝利に向かってやっていきたい」
(木山隆之監督)「1万5000人以上の観客に来てもらって、ホーム開幕戦を戦えたことは本当に良かったです。勝ち点3を取りたかったし、取れる可能性を示した試合はできた。ただそれを結果に変えていくことができるように、またトレーニングからみんなで頑張らないといけない」
リーグ戦2試合を終え、5位につけたファジアーノ。次節は来月(3月)5日、アウェーで水戸ホーリーホックと対戦します。