物価の高騰やコロナ禍の影響が続く中、労働者の相談に応えようと全国一斉に電話相談窓口が開設されています。

高知県労働組合連合会では雇用契約の節目となる春と秋の2回、無料のホットラインを開設しています。新型コロナのほかウクライナ情勢などによる物価の大幅な高騰に伴い、連合会は、労働者の賃上げが必要だとしているほか、企業の経営悪化による不適切な契約解除も防ぐ必要があるとしています。

(県労働組合連合会 筒井敬二 執行委員長)
「これから年度末を迎えます。非正規雇用だと契約更新の時期にかかりそのタイミングで雇い止めが公務も民間の職場も広がる可能性があるので、そうしたトラブルや相談にしっかりと対応していきたい」

おととし10月から去年の8月までにはハラスメントを中心とする157件の相談が寄せられたということです。全国一斉労働相談ホットラインは27日午後6時まで開設されています。