歴史ある室戸岬灯台(むろとざきとうだい)の魅力を掘り下げ、新たな観光資源として活用しようというイベントが24日に開催されました。

日本財団などが取り組む「海と日本プロジェクト」では灯台を中心として地域の歴史や魅力を掘り起こそうと、「海と灯台プロジェクト」を進めています。

高知県室戸市と地方創生のプロデュース会社“さとゆめ”などは明治時代に設置された室戸岬灯台を新たな観光資源として活用しようと24日、「室戸岬灯台の魅力を味わい尽くす灯台魅力発掘イベント」を実施。専門家から歴史を学ぶ灯台ツアーや雄大な太平洋を眺めながらの食事会などが行われました。室戸岬灯台が初めて点灯したのは1899年です。直径2.6mの、日本の灯台では5か所にしかない大きさのレンズが使用されています。光の到達距離、49kmは、日本一と言われています。

(イベントを企画・さとゆめ 嶋田俊平さん)
「灯台は日本の明治初期から全国に造られてきたわけなんですけど日本の近代化のシンボル的な建物なので灯台を通して日本の近代の歴史を深く学んでいくことができる。大自然のど真ん中に建っているので灯台を通して地域の自然を楽しんでもらうそんなきっかけにもなるんじゃないかなと思います」

夕方には灯台横の灯台守の旧官舎もライトアップされました。