永岡文部科学大臣は今月28日に宗教法人審議会を開き、旧統一教会へ4回目の質問権の内容を諮問すると明らかにしました。内容が了承され次第、4回目の質問権を行使する方針です。

永岡文部科学大臣
「来週28日になります火曜日でございますが、統一教会に対しまして4回目の報告徴収質問権の行使について、諮問するために宗教法人審議会を開催する予定でございます」

文科省は審議会で質問内容が了承され次第、即日速やかに質問権を行使する予定で、回答期限は来月中旬から下旬となる見込みです。

永岡文科大臣は質問権の回答を踏まえた解散命令請求の判断について、「具体的な証拠の積み重ねというものが不可欠だ」として「法律に則り必要な措置を講じていく」と述べましたが、具体的な時期などについては明言を避けました。

文科省は前回の質問権行使で、旧統一教会の組織運営や教団の財産、献金、海外との金銭の受け渡しの状況などおよそ80項目での報告を求めましたが、旧統一教会からの回答はこれまでで最も少ない小型の段ボール2箱分でした。