高知県佐川町では植物学者・牧野富太郎博士にゆかりのある花が見頃です。23日は朝ドラの放送に合わせ企画されたツアーの一行が散策を楽しみました。

佐川町加茂(かも)地区で小さな花を咲かせているのは、牧野富太郎博士がこよなく愛したとされる「バイカオウレン」です。この場所はバイカオウレンが自生する貴重なスポットで、今は見ごろの終わりくらいだといいます。23日は「らんまん」の放送に合わせ企画されたツアーの一行がこの場所を訪れました。お笑い芸人のツーライスをゲストに、草花ガイドがバイカオウレンについて説明します。

▼ガイド
「ぱっと見たときに白い花のように見えるのは、実は『がく』です。5枚普通は付くんですが中には6枚7枚と付いてるがくもあります。がくの間から黄色い穂先が見えるんですがこれが本来の『花』」
「呼び名のひとつに『春告げ草』という呼び名があります。一番先に花が咲くんですよ冬に、梅の花よりも早く。春を告げるきれいな花が咲く。『やっと春が来るんだな』という感じ」

参加した人たちはより草花の魅力を感じることができたようで、小さく可憐なバイカオウレンをじっくり見ながら楽しんでいました。

▼訪れた人
「すごくかわいかったです。かわいかったです。初めて見ました。(写真を)ものすごく撮った。どれくらい撮ったか数えられないくらい。(花言葉が)『情熱』というのが意外だった。もう少し可憐な感じの花言葉かと思っていたので」

牧野博士に関わりのある草花を見ながら散策するウォーキングイベントは、5月にかけて仁淀川町、安芸市、三原村でも行われます。