岸田総理は、アルバニアのラマ首相と首脳会談を行い、アルバニアを含む西バルカンの諸国に新たに日本から大使を派遣するなど、関係をさらに強化していくことで一致しました。

岸田総理
「アルバニアを含む西バルカン地域の平和と安定の実現は、欧州のみならず、日本を含む国際社会にとっても重要です。西バルカン諸国のEU加盟に向けた改革努力を支援する取り組みをさらに強化するべく、西バルカン担当大使を派遣いたします」

岸田総理はこのように述べたほか、▼アルバニア産の畜養マグロの輸出が開始されたことや、▼日・アルバニア商工会議所の設立など、両国の経済関係の進展を歓迎しました。

ラマ首相は大使派遣を大変うれしいニュースとしたうえで、「日本のプレゼンスを西バルカン地域で強めていただきたい」と述べました。

現在、ともに国連安保理の非常任理事国である両国は、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難したほか、中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みにも対応が必要であるという認識で一致しました。

アルバニアの首相が日本を訪れるのは15年ぶりです。