テレビドラマ「らんまん」の放送に合わせ、牧野富太郎博士の胸像を高知県佐川町に建てようと活動する団体が、濵田知事に活動内容を報告しました。

知事を訪問したのは、「牧野博士の胸像を生誕地に建てる会」のメンバーです。今年4月から放送されるテレビドラマ「らんまん」に合わせ、牧野博士の胸像を生誕地・佐川町の牧野公園に建てることで、博士の偉業を後世に残していこうと先月設立されました。

胸像は東京で研究を続け最後に帰高した76歳の頃の牧野博士がモデルとなっていて、すでに県出身の2人の彫刻家が制作した石膏の原型が完成しています。ただ、制作費や鋳造にかかる費用、設置費など、あと250万円ほどが必要だといい、団体が募金活動を進めています。

活動内容について報告を受けた濵田知事は募金をお願いするチラシを県の施設に設置するなど、できる限り協力していきたいと話しました。

(牧野博士の胸像を生誕地に建てる会 吉岡郷継 事務局長)
「図鑑を広げたら、必ず牧野博士のことが出てくるんですけど、どんな顔なのかということはあまりわからないと思うんですね。でも、(胸像ができて)佐川の牧野公園に行ったら、こういう人なんだというのがイメージできるようになると思います」

胸像は順調に進めば5月下旬に完成する予定だということです。