官製談合防止法違反などの罪で起訴された広島県庁の職員について、警察は、22日、加重収賄の疑いで再逮捕しました。
加重収賄などの疑いで再逮捕されたのは広島県土木建築局建設産業課の主査 曽根田英一容疑者(49)です。
警察によりますと、曽根田容疑者はおととし、広島市に住む会社員 島津江修 容疑者(53)(※贈賄などの疑いで逮捕)に、県立高校の改修工事の入札に関して予定価格の情報を漏らし、島津江容疑者の会社に落札させ、その見返りに、スポーツ観戦入場券(12万2200円相当)を受け取った疑いがもたれています。
警察は、捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。
曽根田容疑者は去年9月、県発注の道路修繕事業の入札に関し、尾道市の土木会社の役員の女に設計金額を携帯電話のメッセージで送り、この情報をもとに落札させたとして官製談合防止法違反などの罪で先週15日、すでに起訴されています。